アルツハイマー病の進行を遅らせる世界初の治療薬について承認の可否を厚生労働省の専門部会が審議しています。
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審議されているのは日本の製薬会社「エーザイ」がアメリカの「バイオジェン」と共同で開発した「レカネマブ」です。
脳内にたまるタンパク質「アミロイドβ」を取り除き、認知症の進行を抑えることが期待される世界初のアルツハイマー病治療薬で、アメリカではすでに承認されています。
投与の対象は「軽度認知症」と認知症の手前の「軽度認知障害」です。
エーザイによりますと、臨床試験では、この薬を使っていない人に比べ、症状の悪化が27パーセント抑制され、平均でおよそ3年、症状の進行を遅らせることが可能だと推定される、ということです。
エーザイは、承認が了承されれば、今後、厚労省の薬価を決める議論などを経て、早ければ年内にも供給を開始したいと話しています。
(2023年8月21日放送「news every.」より)
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