岸田首相 初の国会論戦「森友問題」「政治とカネ」

岸田首相 初の国会論戦「森友問題」「政治とカネ」

岸田総理にとって就任後初めての国会論戦となる各党による代表質問が始まりました。

 立憲民主党が力を入れたのは、森友学園をめぐる公文書改ざん問題です。辻元副代表は、この問題で自殺した近畿財務局の赤木俊夫さんの妻・雅子さんが岸田総理に送った手紙を読み上げました。

立憲民主党 辻元清美 副代表
 「赤木ファイルの中で夫は“改ざんや書き換えをやるべきではない”と本省に訴えています。それにどのような返事があったのか、まだわかっておりません」

 そして、岸田総理にこう迫りました。

立憲民主党 辻元清美 副代表
 「『岸田総理大臣ならわかってくださると思います。第三者による再調査で真相を明らかにしてください。赤木雅子』。総理はこのお手紙、どのように受け止められたのでしょう」

 森友学園の問題をめぐり、自殺した男性の妻の手紙を読み上げ、再調査を求めた野党側。岸田総理は・・・

岸田首相
 「(手紙の内容は)しっかりと受け止めさせていただきたいと思います。現在、民事訴訟において法的プロセスに委ねられています。今現在、原告と被告の立場にありますので、この返事等については慎重に対応したい」

 再調査の要求に対して、岸田総理は“財務省において調査報告書を取りまとめたほか、検察も捜査を行い結論が出ている”として、慎重な姿勢を崩しませんでした。

 実は、11日の代表質問、手紙を送った赤木雅子さんも本会議場で聞いていました。

赤木雅子さん
 「今日はちょっと期待外れでしたけど、残念でしたけど、でも何かあの方のあの声とか態度とか見てると、そんな意地悪で言ってるような感じはしなかったので、きっといつかはわかってくださって再調査に向けて前に進んでくださるんじゃないか」

 さらに野党側は、大臣時代に建設会社から大臣室などであわせて100万円の現金を受け取った甘利幹事長の“政治とカネ”の問題について岸田総理の認識を質しました。岸田総理は“説明責任のあり方については、それぞれの政治家自身がみずから判断すべきもの”と述べるにとどめました。

岸田首相
 「政府一体となって半導体などの生産拠点の国内立地を含む強靱なサプライチェーン構築など、さまざまな課題にしっかりと取り組んでまいります」

 一方、成長戦略について、岸田総理は世界的な供給不足が深刻となっている半導体の国内生産拠点の整備などに取り組むと訴えたほか、技術革新を進めるため大学への10兆円規模のファンドを今年度内に設立する考えを示しました。(11日17:30)

#岸田総理  #代表質問  #公文書改ざん問題

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