会見で容体の説明が一転…授業中に小6児童がプールで溺れ意識不明の重体 朝の健康状態チェック異常なし

会見で容体の説明が一転…授業中に小6児童がプールで溺れ意識不明の重体 朝の健康状態チェック異常なし

須藤真之介記者:「女の子は授業中にこちらのプールで溺れました。現場に規制線が引かれ、警察官が当時の状況を調べています」。

29日午前9時半ごろ、北広島市白樺町3丁目の市民プールで管理人から「女の子がプールで溺れた」と消防に通報がありました。溺れたのは小学6年の12歳の女子児童で、病院に搬送されましたが、意識不明の重体です。

当時、このプールでは北広島市立緑ヶ丘小学校の6年生2クラス39人が水泳の授業を受けていました。北広島市教委によりますと、プールの中では、教員2名と水泳指導員の資格を持つ地域ボランティア1人が授業を行っていました。プールの脇で監視を行っていたのは、教員1人だけだったということです。

この市民プールは、一般用プールと児童用プールに分かれています。水泳の授業は、習熟度別に生徒を3グループに分けて行われ、女子児童は習熟度の一番高いAグループに所属していたため、深さ95センチの一般用プールで泳いでいたということです。

北広島市教育部・吉田智樹部長:「当該女子児童は、習熟度の高いグループに所属していて、25mを完泳する練習に取り組んでいた。当該児童の事故が起きたのは、Aグループの右の丸の付いているところで起こっております。この7レーンにおいて、当該児童と発見者の児童2人が並走して泳ぎゴールをしたのちに、発見した児童が、当該児童のプールから上がってこないことに気づき、すぐに指導者Aに伝えた」。

北広島市教委によりますと、女子児童は学校が行った朝の健康状態のチェックでは異常はなかったということです。

北広島市教育部・吉田智樹部長:「今回につきましては、全校のプール授業を一度休止をしまして、今後こういったことが起きないような体制、それから連絡体制も含めて、しっかりと取り組んでまいりたい」。

北広島市教委は当初、女子児童について「意識不明の状態だったものの、AEDなどの応急処置で意識が戻った」と発表していました。しかし、会見で説明が一転。

北広島市教育部・吉田智樹部長:「再度確認をとらせていただいたのちには、心肺脈拍は戻りましたが、意識が戻っていないことがわかりましたので訂正してお詫び申し上げたいと思います」。

プール授業でなぜ事故が起きてしまったのか。北広島市教委や警察は、女子児童が溺れた当時の状況を詳しく調べています。

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