能登半島地震の発生から5月1日で4カ月。
現在も4600人あまりが避難生活を余儀なくされる中、高齢者が地元に戻ってこられるようにと輪島市の福祉施設がデイサービスなどを本格的に再開しました。
輪島市三井町(みいまち)にある高齢者福祉施設、あての木園。
デイサービスや訪問介護が1日から本格的にスタートし、仮設住宅で暮らしている高齢者などが職員との4カ月ぶりの再会を喜びました。
4カ月ぶりに利用した人は:
「みんなに会えてうれしい」
施設内は下水管が割れているため水を流すことができません。
それでも、循環式のシャワーや簡易トイレを活用して何とか利用者が過ごすことができる環境を整えました。
生活支援員 山崎妙美さん:
「安心できる場所にしたいなと思っています。輪島に来て大丈夫だぞ、輪島でも普通に生活できるんだぞってPRしたい、そんなデイサービスにしていきたい」
地震の発生からきょうで4カ月。
県内では現在も4606人が避難所や二次避難先などでの生活を余儀なくされています。
また、およそ3780戸で断水が続いていて被災者が生活を再建する上で厳しい状況が続いています。