【解説】“紅麹サプリ” どんな症状が? “健康被害”拡大…死者2人、入院100人超に

【解説】“紅麹サプリ” どんな症状が? “健康被害”拡大…死者2人、入院100人超に

小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントで健康被害が相次いでいる問題について、今回の経緯や、実際に商品を飲んだ人の症状などを詳しく解説します。

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■死亡2人、入院106人、健康被害の相談約3000件に

小林製薬の「紅麹原料」を含むサプリメントをめぐる問題で、26日夜、2人目の死亡事例を厚生労働省が公表しました。小林製薬は、腎疾患があったかなど、詳しいことについては調査中だとしています。

また、26日の時点で106人が入院し、約3000件の健康被害の相談があったということです。

亡くなった2人のうち1人目の人は、小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」を2021年4月から今年2月まで約3年間、継続的に摂取していて、腎臓の疾患を発症し、今年、亡くなったということなんです。

商品と死亡事例との因果関係が疑われているものの、詳しい事実関係については確認中だとしています。

■健康被害の原因は… 小林製薬「未知の成分が発見された」

また、小林製薬によると、そもそも「紅麹」とは、米などの穀類にベニコウジカビを繁殖させ、発酵させたもので、鮮やかな紅色が特徴です。沖縄の伝統食品“豆腐よう”の製造にも使われています。

「紅麹」が、サプリメントに使われるようになったのは、なぜなのか。

専門家によると、紅麹は「モナコリン」というコレステロール値を下げる作用がある成分を作ることがわかったからなのです。

また、一部の紅麹は、有害性のある「シトリニン」という物質を作ることが報告されていますが、小林製薬は22日の会見で、全ての製品を調査した結果、「シトリニン」は検出されなかったとしています。

そして、今回の健康被害の原因については、「カビ類から生成される物質と似た、未知の成分が発見された」と説明しているのです。

その未知の成分が発見されたのは、去年7月から12月ごろに出荷された商品だということです。

■商品を摂取した30代男性…“けん怠感”や“腎臓の値に異常が…”

実際に、商品を飲んだ30代の男性に話を聞きました。

男性は、先月20日から商品の推奨使用量の3粒を毎朝飲み続け、コレステロール値自体は改善したといいますが、腎臓に関する値は、異常を示す数値が出始めたということです。

今月に入ってからは、けん怠感、体のだるさが出たり、夜中は起きない体質だったのが、トイレに行くために3回から4回、目が覚めるようになったりしたといいます。

また、お酒が好きだったけれども、いま飲むと“おいしくない”と感じ、3週間ほど一滴も飲んでいないということです。
(2024年3月27日放送「news every.」より)

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