トランプ氏スーパーチューズデー圧勝? “もしトラ”で専門家「円高・株安の可能性」【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2024年3月5日)

トランプ氏スーパーチューズデー圧勝? “もしトラ”で専門家「円高・株安の可能性」【知ってもっと】【グッド!モーニング】(2024年3月5日)

 アメリカで5日、大統領選挙へ向けた序盤の山場「スーパーチューズデー」を迎えます。トランプ氏が共和党の候補者選びで大きくリードするなか、大統領に再選された場合の日本経済への影響が心配され始めています。

■“トランプ氏圧倒的にリード” 米大統領選
 
 日経平均株価が史上初の4万円を超えた4日の東京株式市場。そんな好調な株価に水を差す懸念があるのが、アメリカ大統領選挙の行方です。

 日本時間4日、共和党の大統領候補者を選ぶ首都・ワシントンの予備選で、ヘイリー元国連大使がトランプ前大統領に初めて勝利しました。
 
共和党 ヘイリー元国連大使 X(旧ツイッター)から(4日)
「トランプ氏は過去8年間、混乱と分裂だけをもたらしてきた。再び勝利をおさめてこの国を前進させる時が来ました」

 しかし、初戦からこれまで8連勝していたトランプ氏が圧倒的にリードしていることに変わりはありません。

■支持率トランプ氏48% バイデン大統領43%
 
 そうしたなか、アメリカでは5日、スーパーチューズデーを迎えます。スーパーチューズデーとは、各州の予備選や党員集会が集中する火曜日のこと。大統領選に向けた指名レースの山場で、共和党では今日、15の州で候補者を選ぶ投票が行われます。

 トランプ氏は、支持者の前で気勢をあげました。

トランプ前大統領
「みなさんの協力で、我々はスーパーチューズデーで大勝するだろう。今年11月、ひねくれ者のバイデンに『君はクビだ』と告げるつもりだ。君は解雇された、ここから出て行け。 ホワイトハウスから出て行け」

 一方、民主党のバイデン大統領も…。

バイデン大統領
「トランプは自分のために選挙をやっている。米国のためでも、あなたのためでもない。トランプの選挙は未来ではなく、過去に執着している。彼は民主主義を犠牲にして、自分自身を権力の座につかせようとしている」
 
 11月の大統領選で、各党の指名候補に選ばれることが確実視される2人。ニューヨーク・タイムズの最新の世論調査では、トランプ氏の支持率は48%で、バイデン大統領の43%を5ポイント上回っています。

■「もしトラ」日本経済への影響 専門家に聞く
 
 トランプ氏の返り咲きが現実味を帯びるなか、日本の金融市場では、「もしトランプ大統領が再び誕生したら何が起こるのか?」。略して「もしトラ」という言葉が流行するほど警戒されています。
 
トランプ前大統領
「今、私たちは世界中で笑いものになっているが、わが国は再び尊敬されるようになるだろう」
 
 トランプ氏は、バイデン政権の通商政策を大きく転換し、すべての輸入品に原則10%の関税をかける構えを見せています。また、ドル高を嫌う傾向があり、ドル安政策にシフトする可能性も指摘されています。

 トランプ氏のこうした政策が実施された場合、日本にどんな影響があるのでしょうか。専門家はこのように予想します。
 
野村総研 木内登英エグゼクティブ・エコノミスト
「日本にとってはドル安。つまり円高になりやすくて、それが株価上昇の足を引っ張る。円高・株安のリスクが、日本にとってトランプ政権になる見通しが強まった時のリスクになる」

 木内氏は「円安に支えられている日本の株価が、円高になることで下落する可能性がある」といいます。また、円高となれば、好調の輸出産業が影響を受ける可能性もあるということです。
 
 その一方で、木内氏は「円高・株安になるのは一般の生活者には悪いことではない。円高になることで輸入食料品などの値段が下がってくるので、それはプラス」と分析しています。

 そこで問題となるのは、円高・株安が進むスピードだといいます。

木内エグゼクティブ・エコノミスト
「急速に進む場合には、経済に悪い影響が出てくる。輸出が腰折れするとか、設備投資が落ちるという形で景気にかなりダメージが及ぶので、緩やかに進む円高・株安なのか、急速に進む円高・株安なのかにより違ってくるということ」
 
(「グッド!モーニング」2024年3月5日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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