ていて、遠出ができない。
そうした闘病中の子どもたちが、22日、鹿児島の種子島宇宙センターを「見学」しました。
治療への力になったようです。
ここは、北海道大学病院の小児病棟にあるプレイルーム。
入院中の子どもやその家族が、続々と集まってきます。
「種子島宇宙センターにロボットを使って瞬間移動してもらおうと思っています」
そのロボットというのが、コミュニケーション型アバターロボット。
22日に行われたのは、鹿児島にあるJAXA種子島宇宙センターの宇宙科学技術館にあるこのロボットが、子どもたちの代わりに現地を見学する、というイベントです。
「はやぶさ1号機を宇宙へと運んだロボットです」
コントローラーを動かせば、ロボットを遠隔操作できる仕組みです。
子どもたちの様子は、手元にあるパソコンのカメラから現地に送られています。
操作がちょっと難しそうな様子もありましたが、ふだんは見られない場所を探索できるとあって、子どもたちの表情は真剣です。
入院中の子ども(小2)
「図鑑で見るより立体的で、いろんなところを見渡したりできておもしろかった。絶対(科学館に)行きたい」
子ども(2)の父親
「閉塞感というか限られた場所にしかいられないけど、こういう機会があると、どこかに行った気分になります」
治療が中心の生活で、出かけられない子どもたちと家族にとって、今回の経験が、早く治して退院するという力に変わったことは間違いないようです。2024年02月22日(木) 19時33分 更新
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