便利な暮らしになる!? 2024年に変わること 固定電話・2024年問題・紙幣・106万円の壁 (23/12/31 16:00)

便利な暮らしになる!? 2024年に変わること 固定電話・2024年問題・紙幣・106万円の壁 (23/12/31 16:00)

「2024年に変わること」に注目。私たちの暮らしにかかわる、通信・運送・お金・社会保険など、2024年に新しくなることをまとめた。

<固定電話がIP網に>
1月から、NTT東日本の固定電話のネットワークが変わる。移行の背景には、設備の老朽化や、ここ10年で半分以下になるという需要の減少があげられている。
NTT東日本の局内設備の切り替えなので、利用者は手続き・工事は不要。電話番号・電話機もそのまま使える。
一番大きな変更点は、固定電話から固定電話へかけるときの”通話料金”が一律になるということ。現在は、かける時間帯や相手との距離に応じて値段が異なっているが、距離や時間帯に関係なく全国一律になる。一方、基本料金はそのままで、マイラインやINSネットなど一部サービスの提供が終了するものもあるので、確認を。
料金は1月1日から変更。福島県内の切替工事は1月16日・17日に行われるが、電話が使えない時間帯はないとのこと。

<時間外労働に上限>
4月から、トラック・バス・タクシードライバー建設業・医師の時間外労働に上限が設けられる。
いわゆる「2024年問題」だが、例えばトラックドライバーにはこれまで時間外労働の上限はなかったが、4月から年960時間までに制限される。また一日の拘束時間も原則一日13時間までで、最大でも15時間を超えてはいけない。
厚生労働省によると「トラック運送業」は過労死などの労働災害の件数が最も多く、労働環境の改善が待たれてきた。

さらに、大型トラックの運転者の年間労働時間は、すべての産業の平均と比べて400時間以上多いというデータも。また1回の運行の平均拘束時間は、福島県では13時間27分で全国で9番目に長いという。
利用する私たちにもできることがある。1回で受けとれる日時・場所を設定したり、宅配ボックスや置き配・コンビニ受取りを活用したりなど、再配達を削減する。まとめ買いで配送回数を減らすことなどがあげられる。
そしてドライバーが荷物の積み下ろしを待つ「荷待ち時間」も大きな問題となっている。配達を頼む・受け取る企業レベルの協力も欠かせない。

<新紙幣発行>
7月3日には新紙幣が発行される。数字が大きく描かれて、デザインが変わる。最大の特徴は、世界初の技術「3Dホログラム」 見る角度を変えることで、人物が回転しているように見える。さらに、すかしの部分には肖像の周囲に緻密な線で構成された模様が描かれている。製造は2022年から始まっていて、2023年度末の備蓄量は45億3000万枚になる見通し。

<社会保険適用範囲が拡大>
10月から、パート・アルバイトの社会保険適用範囲が拡大する。現在、社会保険の加入義務があるのは、従業員数101人以上の会社に勤めていることが条件のひとつ。
2024年10月からは従業員数「51人以上」となり対象になる人が増える。また「週の所定労働時間が20時間以上」「月の賃金が8万8000円以上」「2カ月を超える雇用の見込みがある」「学生ではない」の4つを満たす人は、社会保険への加入が義務となる。
年金や働き方にも大きく関わりるので確認を。

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