函館のイワシ大量死 流れ着いた量は数千トン規模 市と道が対応を協議も魚の数多すぎて回収のめど立たず

函館のイワシ大量死 流れ着いた量は数千トン規模 市と道が対応を協議も魚の数多すぎて回収のめど立たず

函館市で7日、海岸を埋め尽くすほどの大量のイワシが打ち上げられているのが見つかりました。一夜明け、腐ったにおいが広がり始めていますが、いまだ回収のめどは立っていません。

浜辺に打ち寄せる大量のイワシ。8日もまだ波に漂ったままです。
7日、函館市東部の戸井地区から恵山地区にかけての海岸に、大量のイワシなどが打ち上げられているのが見つかりました。

すでに腐敗しているイワシもあり、地元の漁師らがけさ、自主的に回収作業を行いました。

漁師)
「ダメだもう腐っている」、「こうなったら商品価値ないからダメ」、(Qこういうのは見たことある?)「ないない。何十年もない」。

函館市民)
「流石に腐った匂いがしますね。(今後、においが)きつくなりますよね絶対。住んでいる方がかわいそう。匂いがするから」。

現在、市と道が今後の対応を協議していますが、魚の数が多すぎるため回収作業のメドは立っていません。また、焼却するのか埋めるのか、処分方法も検討中でどちらにしても1週間で処理できる量ではないということです。

市の担当者)
「どういう処分の方法でいくのかで処理方法が変わってくる、そこをいま検討中」。

同じ現象は今年1月にも。北見市常呂町などオホーツクの海岸で大量のイワシが漂着しました。このときを遥かに上回る規模で打ち上げられた函館のイワシ。

その原因について専門家は。

北大大学院水産科学研究院・山村織生准教授)
「大型の捕食者に追い込まれてしまった可能性と、群れの密度が急激に上がりすぎて、酸素が足りなくなって酸欠状態に陥ったことがあるのかなと考えてます」、「海の色も変わってしまってるような状態で、このまま暖かい日があったりすると腐敗して人の暮らしの方にはもっと悪い影響があるのかも」。

函館市によりますと今回流れ着いたイワシは数千トン規模とみられるということです。
今後、腐敗はさらに進んでいくため、早めの回収が求められています。

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