出張先の韓国で意識を失い倒れた苫小牧市の岩倉市長。救命処置をした仁川空港の職員が、当時の状況についてインタビューに答えました。
仁川空港出入国・外国人庁チョン・ジョンソプさん)
「少し離れたところにいたんですが、いきなりわいわいする動きや感じがしてそっちに駆け付けました。駆け付けたら倒れている人を見つけました」。
今月7日、出張で韓国を訪れた苫小牧市の岩倉博文市長。入国審査の列に並んでいた時に突然、意識を失い倒れこみました。
このとき、真っ先に駆け付け救命処置に当たったのが、出入国の管理を担当する空港職員、チョン・ジョンソプさんでした。
チョン・ジョンソプさん)
「体が自動的に反応した。意識があるのかどうか判断するのではなくて直感的にこの人は息ができないんだろう、意識がないのだろうということですぐにCPRにはいりました」。
心臓マッサージをすると岩倉市長は足を曲げ、いったんは意識を取り戻したように見えました。しかし、ほどなくして、再び意識を失ったといいます。
チョン・ジョンソプさん)
「最初は10秒くらいですぐに気を取り戻したのに2番目のCPRのときは何分も試みたんですが呼吸が戻ったりしなくてずっとなくなったらどうしようっていう感覚が残っていた」。
およそ10分間、懸命に救命処置を続けたチョンさん。到着した救急隊により岩倉市長は近くの大学病院に搬送されICU・集中治療室で手当てを受けました。
チョン・ジョンソプさん)
「市長が意識がないということは法務課が病院に電話をして初めてわかりました。この経験が自分とはまったくゆかりのない人が私がCPRをしたことで私と縁のある人になったので、すごく回復することを望んでいました」。
その後意識が回復し、先週金曜日に韓国から帰国した岩倉市長。会話による意思疎通はできる状態だということです。
チョン・ジョンソプさん)
「意識を取り戻して健康な姿でいるなら会いたい。わたしがした行いによって日本の方が韓国に対してすごくいいイメージをもってくださるのであればなによりですし、なによりうれしいと思います」。
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