レギュラー180円台も!?ガソリン代が高い…ならば歩こう!アプリ活用とエコドライブのすすめ (23/07/23 07:30)

レギュラー180円台も!?ガソリン代が高い…ならば歩こう!アプリ活用とエコドライブのすすめ  (23/07/23 07:30)

7月20日に、全国のレギュラーガソリンの平均価格が発表された。全国平均は「174円」、福島県平均は「175円」となり、9週連続で値上がりしている。
全国平均が「174円台」になったのは、2022年6月以来 約1年ぶり。今後も値上げは続く見通し。

<出費を抑えるための工夫>
取材した福島県郡山市鶴見坦のガソリンスタンドは、1リットル当たり「177円」で去年の同じ時期と比べると11円高くなっていた。
政府がガソリン価格の高騰を抑えるために、石油の元売りに補助金を出しているが、その額が少なくなった影響で値上げせざるを得ない状況。そのため利用者の行動にも変化が出ていて、数量や価格を指定して給油する人が全体の約3割に上っている。それに伴い、売り上げも減っているという。
なかには少しでも出費を抑えるため「入れないわけにいかないから、なるべく遠出は避ける」「むやみにふかすことによって燃費が悪くなるから、それを抑える」と運転を見直す人もいた。

<レギュラー180円超も近いうちに>
政府の補助額は、2023年に入ってから上限額を引き下げ、6月からはさらに補助率が引き下げられていて、そのころと重なるようにガソリン価格も上昇を続けている。7月20日からの補助額は、1リットルあたり10.2円。補助で燃料価格の上昇を食い止め切れず、9週連続でガソリン価格が上がっているという状況。

政府はこの補助を9月末までとしていて、福島県石油協同組合は「為替レートや原油価格が現状のまま推移すれば、レギュラーの販売価格は今後185円近くまで上がる。
180円超えるのは間違いない」としている。

<エコドライブのすすめ>出典:環境省
エコドライブは、燃費消費量を減らせるだけでなく、二酸化炭素の排出量を減らせるという一石二鳥のドライブ術。3つのポイントを紹介する。

◆「ふんわりアクセル」・・・発進するとき、穏やかにアクセルを踏む。目安は、最初の5秒、時速20キロ程度。日々の運転で心がけるだけで、10%程度の燃費が改善するそう。
◆「車間距離」・・・車間距離が短くなると無駄な加速や減速の機械が多くなり、市街地では2%ほど、郊外では6%ほど燃費が悪化する。一定速度で車間距離にゆとりを持つことが大切。
◆「不要な荷物は降ろす」・・・車内の荷物の重さも燃費に大きく影響する。例えば100キロの荷物を乗せて走ると、3%程度の燃費が悪化するそう。

<エアコンの使い方にも注意>出典:JAF
そして夏のドライブに欠かせないものといえばエアコン。夏の車内温度は50℃超えとも言われている。エアコンを使いながらも、少しでも燃費をよくするために、高温の車内温度を素早く下げたい。窓を開け、エアコンを外気導入して走行し車内の熱気を出したら窓を閉めて、内規循環にして冷やすというのが効果的だったという。こうすることで、55℃だった車内温度が約5分で28℃に下がったそう。短時間で温度を下げられると燃費も改善する。

<歩いて健康に 福島県民にお得なアプリ>
近場であれば、車でなく歩いてみるのも一つの方法。リリースされて8年目を迎える「ふくしま健民アプリ」は順調に利用者を伸ばし、2023年6月末時点で7万1435件ダウンロードされている。
このアプリを開くと一日に歩いた歩数がひと目でわかり、その歩数に応じてポイントがもらえる。また「がん検診」や「スポーツ教室への参加」など健康に関する取組に挑戦してもポイントを取得できる。そのポイントを使って福島県内1600店舗で「ドリンク」や「トリートメント無料」などのサービスを受けられる。
楽しく!お得に!健康に! アプリの利用者の半数を40代から50代が占めるなど健康を気遣う層の利用が増えているという。

ガソリン価格の高騰は今後も続く見通しで、レギュラー180円台も避けられない状況。ならばエコに。健康に。好機ととらえて運転を見直してみるとよさそうだ。

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