入管法改正案が参院法務委で可決 “解散風”の中…自民選挙準備 進める(2023年6月8日)

入管法改正案が参院法務委で可決 “解散風”の中…自民選挙準備 進める(2023年6月8日)

 解散風がやまないなかでの国会では、不法滞在中の外国人の収容の在り方を見直す出入国管理法の改正案が8日午前、参議院法務委員会で与党などの賛成多数により可決されました。

 (政治部・平元真太郎記者報告)
 会期末まで2週間を切り、与野党対決法案は野党議員の怒号が飛び交う荒れたなかでの採決となりました。

 参院法務委・杉委員長:「原案通り可決すべきものと決定いたしました」

 与党は出入国管理法の改正案を9日の参議院本会議で成立させる方針です。

 また、もう1つの対決法案の増額する防衛費の財源を確保する法案についても与党は13日の採決を提案しました。

 今後は野党が内閣不信任案を出すのか、岸田総理が衆議院の解散に踏み切るのかが最大の焦点となります。

 自民党内には「野党が選挙準備を整える前に早く解散してほしい」といった声の一方、「東京で公明党の協力がないなかで解散できるのか」といった慎重論もあります。

 自民党は候補者調整を加速させていて、来週には大方の選挙区で体制が整う見通しです。

 総理が解散を決断したら、すぐに動けるように環境整備は着々と進んでいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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