猿之助さん欠いたまま…明治座公演は代役立てて継続 両親の死因は“向精神薬中毒”(2023年5月19日)

猿之助さん欠いたまま…明治座公演は代役立てて継続 両親の死因は“向精神薬中毒”(2023年5月19日)

明治座では、花形役者・市川猿之助さんを欠いたまま、公演が続いています。19日の昼公演は中止になりましたが、夜は代役を立てて行われました。20日以降は、昼も代役で再開します。

歌舞伎俳優・市川笑三郎さん:「きょうはおかげさまで無事に終わらせていただきました。(Q.皆さんの様子は)みんな前を向いて、頑張ってやりました。(Q.最近の猿之助さんの様子は)全く私どもはうかがうことはできなくて。(Q.特に変わった点などは)なかったです。(Q.気落ちしていた)全く感じなかったです。(Q.皆さんどう受け止めている)それはもう驚きしかない。ご両親のご冥福を祈りたいと思いますし、こういう状況でも、お客様が来てご覧いただいていることに、本当に感謝したいと思っています」

主演を務めるはずだった市川猿之助さんは19日、病院を退院したといいます。警視庁は、回復状況を見て、事情を聴く方針です。

自殺を図ったとみられている猿之助さん。部屋からは、本人が書いたとみられる遺書のようなものが見つかっていますが、捜査関係者によりますと、これとは別のものも見つかっていたといいます。

亡くなった父・段四郎さん(76)と、母・喜熨斗延子さん(75)は2階のリビングで倒れていました。捜査関係者によりますと、その際、母親はすでに死後硬直が始まり、死亡してから2~3時間が経っていた可能性があるということです。

猿之助さんを迎えに来たマネージャーが通報したのは、18日午前10時18分。遺体の状況から、両親は17~18日の間には亡くなっていたとみられるということです。

死因は、司法解剖の結果、向精神薬中毒の疑いと発表されています。向精神薬には、睡眠導入剤なども含まれますが、これまでのところ、自宅からは見つかっていません。また、無理に薬を飲まされたような形跡も見つかっていないといいます。

警視庁は、猿之助さんの両親が、自ら薬を飲んだかどうかについても調べる方針です。

厚生労働省は、悩みを抱えている人には、1人で悩みなどを抱えずに「こころの健康相談統一ダイヤル」や「いのちの電話」などの相談窓口を利用するよう、呼び掛けています。

▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570-064-556
▼「#いのちSOS」0120-061-338
▼「よりそいホットライン」0120-279-338
▼「いのちの電話」0570-783-556
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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