アメリカを国賓として訪れている韓国の尹錫悦大統領。晩餐会で見せた意外な特技が世界を驚かせました。
ワシントンで開かれた晩餐会。俳優のアンジェリーナ・ジョリーさんら豪華ゲストが出席するなか、バイデン大統領からこんなリクエストが。
アメリカ バイデン大統領
「歌ってみたら？」
往年のヒット曲「アメリカン・パイ」を歌うよう促され、大ピンチ！かと思いきや…
検事出身のおかたいイメージを裏切る美声で周囲を魅了しました。動画は世界で拡散し、アメリカのSNS上では「今までの政治家で最も格好いい」「韓国人はカラオケをよく知っている」といったコメントが相次ぎました。
韓国メディアは、かつて小泉元総理が当時のブッシュ大統領の前でエルビス・プレスリーの名曲「ラブミーテンダー」を歌ったことを引き合いに、「安保経済分野だけでなく情緒的な絆を強化する意思が込められていた」と伝えています。
そしてこの後、韓国大統領として10年ぶりに臨んだ議会での演説では、関係のさらなる強化への決意を語る一方で。
韓国 尹錫悦 大統領
「ホワイトハウスはBTSに先を越されましたが、議会訪問は私が勝ちました」
上院・下院の議員らを前にこんなジョークも。流ちょうな英語で堂々と話す様子に会場は大盛り上がり。44分の間に立ち上がって拍手するスタンディングオベーションは26回にものぼり、演説の後にはサインや写真撮影を求める人たちが後を絶ちませんでした。
今回、「拡大抑止」の強化を引き出すだけでなく、アメリカのハートを掴み、存在感をアピールした尹大統領。支持率が低迷する国内で自国民のハートをどう掴むかが最大の課題です。
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