中国の今年1月から3月までのGDP(=国内総生産)の伸び率は、前年同期比4.5%のプラスとなりました。一方で、若者の就職難は深刻化しています。
中国政府が18日に発表した1月から3月までのGDP成長率は、前年同期比でプラス4.5%、前の3か月に比べるとプラス2.2%となり、ゼロコロナ政策の終了で経済の回復が進んでいることが裏付けられた形です。一方、今年1年間の成長率目標である「5%前後」は下回り、急回復にはいたっていません。
こうした中、深刻になっているのが若者の就職難です。都市部に暮らす16歳から24歳の5人に1人が職に就けない状況です。
先週、北京市内で開かれた就職面接会には、大学卒業後も職探しを続ける若者ら400人近くが参加。両親を伴って職探しをする姿もみられました。
日本に留学していた28歳の女性は、3年前に帰国し就職活動を続けていますが、いまだ内定が出ていません。
日本に留学していた女性(28)「明らかに条件として『経験者だけ』みたいな(会社も)多かった」
中国経済の本格回復に向けては、厳しい雇用環境をいかに改善するかが焦点です。
(2023年4月18日放送)
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