WHO(世界保健機関)が示した新型コロナのワクチン接種を巡る新たな指針では、高齢者や妊婦、基礎疾患がある人など、感染リスクが高い人のみ、半年や1年ごとの定期的な追加接種を推奨するとしています。
一方、60歳未満の健康な成人や基礎疾患のある子どもについては、1回の追加接種は推奨していますが、2回以上の追加接種は「公衆衛生上の効果は比較的低い」として、推奨しないとの見解を示しました。
■今後も打つ?…若者・高齢者・医療関係者の声
今回のWHOの発表に、街行く若者からは、次のような声が聞かれました。
大学生:「とりあえず、しばらくは打ち続けて、多分、段々やめるのかなと思っている」
20代男性:「(ワクチン)4回打って、もうだいぶ(コロナに)恐怖心とかなくなったので、今後(接種を)受けることはないかなって思っている」
一方、高齢者や医療関係者からは、次のような声が上がりました。
80代女性:「多分、打つと思う。自分も安心だし、人にも迷惑かけないかなと」
50代医療関係者:「私は医療関係の仕事なので、5回打ってるんですけど。収束はしていないので。身近に(コロナに)なった人もいっぱいいるが、接種したほうが軽く済んでいるし、接種はしたほうが良いと思う」
■日本医師会 接種希望者が受けやすい環境維持を
今後のワクチン接種を巡る判断に、影響を与えそうな今回の指針。専門家は、どう受け止めているのでしょうか?
国際医療福祉大学大学院・松本哲哉教授:「若い人たちとかは、打たなくてもいいよというメッセージとして捉えてしまうと、若い人だって状態悪くなる人いますので。しなくてもいいという勧告ではないと」
29日に会見を行った日本医師会は、現時点では接種を希望する人が受けやすい環境を維持することが重要だと訴えました。
(「グッド!モーニング」2023年3月30日放送分より)
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