ドイツ北部ハンブルクの宗教施設で男女6人と胎児が死亡した銃撃事件について、地元当局は10日、容疑者は現場で自殺した元信者の男だと発表しました。
9日、ドイツ北部のハンブルクにある宗教団体「エホバの証人」の施設で銃撃事件があり、男女6人と胎児が死亡、8人がケガをしました。
銃撃犯が逃走した形跡などがないことから、現場で捜査が続けられていましたが、地元当局は10日、容疑者は元信者の35歳の男で、現場で自殺したと発表しました。
また、地元当局は容疑者の男をめぐり、今年に入ってから「男が『エホバの証人』に強い怒りを持っていて、多数の銃を所持している」として精神鑑定を求める通報があり、警察が男の自宅を立ち入り調査していたことも明らかにしました。
しかし、その際には銃の保管状況などの確認にとどまり、男の精神鑑定は行われなかったということです。
地元当局は、容疑者の男と「エホバの証人」との間でトラブルが起きていた可能性もあるとみて、動機などを詳しく調べています。
(2023年3月11日放送)
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