特殊詐欺グループの幹部らがフィリピンから強制送還され逮捕された事件で、主犯格とみられる渡辺容疑者がタイでも特殊詐欺を行っていた疑いがあることがわかりました。
渡辺優樹容疑者（38）ら指示役4人の特殊詐欺グループによる被害総額は、60億円以上とみられています。
JNNの取材で、渡辺容疑者が2017年まで東南アジアのタイに滞在していたことが新たにわかりました。
捜査関係者によりますと、渡辺容疑者はタイでも特殊詐欺を指示していた疑いがあるということです。
渡辺容疑者は2017年のうちにタイからフィリピンに渡り、その後、再びタイに戻ったことも確認されていて、摘発を逃れるため、複数の拠点を転々としながら特殊詐欺を繰り返していたとみられていています。
警視庁は、一連の強盗事件との関連も調べ、携帯電話の解析などを通じて、指示役とされる“ルフィ”と名乗る人物の特定を急いでいます。
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