アメリカのバイデン大統領は10日、ブラジルのルラ大統領と会談し、両国で起きた議会襲撃事件を念頭に、政治的な暴力を拒まなければならないと強調しました。
バイデン大統領：「最近、両国の強力な民主主義は試練に立たされました。危機にさらされました。しかし、民主主義はともに勝利を収めたのです」
ブラジルでは去年の大統領選で左派のルラ氏が右派のボルソナロ氏を僅差で破りましたが、選挙の結果を認めないボルソナロ氏の支持者らが先月、連邦議会などを襲撃し、一時占拠する事件が発生しました。
アメリカでも2021年1月、大統領選挙の結果を認めないトランプ氏の支持者らが連邦議会を襲撃しています。
バイデン大統領は会談で、政治的な暴力を拒み民主主義を守るために、両国が立ち上がる必要性を強調しました。
また、ルラ大統領も両国の首都で起きた暴力行為は決して繰り返してはならないと述べました。 （C） CABLE NEWS NETWORK 2023
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