今月、マイナス62.7℃を記録した「世界一寒い街」。超極寒の地では車にもコートが必須。私達には想像も付かない暮らしが広がっていました。
この日、マイナス39℃。少し息を吐くだけで真っ白に。ロシア極東に位置するサハ共和国の首都ヤクーツクは「世界一寒い街」と呼ばれ、先週にはマイナス62.7℃を記録。市場には当たり前のように凍ったままで魚が売られています。
「世界一寒い街」ヤクーツク在住・ロクサナさん:「きょうはマイナス39℃だから暖かい。めちゃめっちゃ暖かいんですけど」
日本が好きで独学で日本語を学んだロクサナさん。極寒の街での暮らしぶりはというと…。
「世界一寒い街」ヤクーツク在住・ロクサナさん:「ここはリビングルームです。テレビがないんすよ。コンピューターだけ。ストーブ見せます。小屋の中にあるんです」
離れた小屋にあるストーブ。ここから暖かい空気を部屋に送ります。
「世界一寒い街」ヤクーツク在住・ロクサナさん:「ここに肉があります」
外は天然の冷凍庫に…。
「世界一寒い街」ヤクーツク在住・ロクサナさん:「マフラーしなくて歩いたら10分で凍傷になる」
外に出る時は肌の露出は厳禁。幼稚園から戻った子どもたちもマフラーでしっかり顔を覆います。凍て付く空気を直接、吸わないようマフラー越しに呼吸するといいます。
道路はホワイトアウトの状態に…。しかし車で山に登ると、一転して雲1つない青空が広がります。ただ、眼下には白い霧がまるで雲海のように漂っています。これは排気ガスなどの含まれる水蒸気が、あまりの寒さに瞬時に凍って霧になる「アイスフォグ(氷霧)」という現象です。
普段、車には毛布が掛けられ、駐車場に止めてもエンジンは掛けっぱなしにするといいます。
「世界一寒い街」ヤクーツク在住・ロクサナさん:「(エンジンを)消して付けたら車が凍って壊れるかもしれません」
「マイナス39℃でも暖かい」と語る女性が世界一寒い街で寒くて困ったこととは…。
「世界一寒い街」ヤクーツク在住・ロクサナさん:「(Q.一番困ることは?)おしゃれができないから。ヤクーツクの女の子にはすごく大変な問題です。いつも同じ服で疲れちゃう」
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