“ペルー混乱”いつまで?デモ続き死者39人に シャーマンが前大統領に“ある予言”(2023年1月12日)

“ペルー混乱”いつまで?デモ続き死者39人に シャーマンが前大統領に“ある予言”(2023年1月12日)

 南米ペルーで混乱が深まっています。前大統領の罷免(ひめん)と拘束に反対するデモが1カ月以上続いていて、死者は39人に達しています。

 混乱が続く南米ペルー。カスティジョ前大統領の罷免と拘束に反発する支持者らによる反政府抗議デモが、各地で断続的に続けられています。

 ボルアルテ大統領が就任した去年12月7日以降、治安部隊とデモ隊との衝突で39人が死亡。負傷者は518人に上っています。現地9日には、ペルー南部のプーノ州で大規模な衝突が発生。空港を襲撃しようとした数千人のデモ隊を治安部隊が鎮圧したということです。地元メディアなどによると、この衝突で市民17人と警察官1人が死亡。情勢悪化以後、一日としては最も多い死者数となりました。

 病院の前に並べられた亡くなった市民17人の棺(ひつぎ)です。地元メディアは、ペルー検察当局者の話として、市民17人は全員銃で射殺されたと報道。葬列には大勢の市民が集まりました。

 ペルー検察当局はボルアルテ大統領らに対し、虐殺などの容疑で捜査を始めたということです。犠牲者の死を悼み、街の中を運ばれた棺。プーノ州にはカスティジョ前大統領の支持者が多く、ボルアルテ大統領の退陣やカスティジョ前大統領の釈放などを求めています。

 デモ参加者:「どうして夫は殺されたのでしょう。ディナ(ボルアルテ大統領)なんて嫌い」「暴力を使う腐敗した政府はボルアルテ大統領とともに辞めるべきです。彼らは私たちの仲間を犬のように殺しています」

 ボルアルテ大統領は先月14日に、ペルー全土を対象に30日間の非常事態宣言を出していますが、まもなく期限を迎えることからその動向が注目されています。政治的混乱はいつまで続くのか。

 去年末、首都リマ郊外で行われた新年の幸福を祈る伝統儀式です。シャーマンがカスティジョ前大統領について「ある予言」をしました。

 カスティジョ前大統領の釈放などを求めるデモ隊と治安部隊の大規模な衝突で市民17人が死亡するなど、混乱が続いている南米ペルー。去年末、シャーマンによる伝統儀式が行われ、ペルーの今後について予言しました。

 シャーマン(予言者):「ペルーでは多くの驚きと紛争が起きるでしょう。議会が閉鎖され多くの衝突が起きます」「(Q.カスティジョ前大統領は?)彼は間もなく解放されるでしょう。遅くとも4月には」

 ペルーでは予断を許さない状況が続きそうです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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