「一生に一度の壮大な気象災害」深刻…アメリカ強烈寒波 各地の空港で大量の荷物放置(2022年12月28日)

「一生に一度の壮大な気象災害」深刻…アメリカ強烈寒波 各地の空港で大量の荷物放置(2022年12月28日)

 強烈な寒波に見舞われているアメリカで死者が増え続けています。停電も相次いでいて、ニューヨーク州知事は今回の寒波に「一生に一度の壮大な気象災害」だと言及しています。

 自然は、家を氷で覆いつくしました。アメリカ中西部の最北にあるウィスコンシン州ギルズロック。ここはミシガン湖に面していて、強風で打ち付けられた波しぶきなどが急速に凍り付き、辺りの建物すべて「氷の家」に変えてしまいました。こちらの建物はお店なのですが、営業できていません。

 店主:「自然が素晴らしい作品を作ってくれたとはいえ、建物の倒壊が心配です」

 この女性によると、雪も30センチほど降ったということです。

 店主:「今週は気温が高いので期待しています。しかしこの建物が元に戻るのはしばらく先のことになると思います」

 アメリカを襲っているクリスマス寒波の影響で、全米では64人もの死者が出ています。

 アメリカ中西部オハイオ州。寒波の影響で議会の議事堂が水浸しに。その訳は…。凍てつく寒さの影響で建物の水道管が破裂。水が滝のように流れ落ちています。水を受けるバケツはもはや無意味です。

 この寒波で2メートル50センチもの大雪に見舞われたニューヨーク州バファロー。今も州北部では町全体が雪に覆われ、4000世帯が停電したままです。州知事は「一生に一度の壮大な気象災害」と呼ぶほど。地元警察は、外に出られない住民たちに水と非常食を届けていました。被害はこんなところにまで。

 複数の店舗で強奪事件が発生。8人が逮捕されています。

 ニューヨーク州エリー郡、ポロンカーズ郡長:「どうかどうか、外に出ないで下さい」

 寒波のピークは過ぎたものの、バファロー市内は今も雪に覆われていて、車での外出は禁止されています。雪に埋もれた車や壊れた車などがあちこちに乗り捨てられ交通が混乱。警察は、緊急車両が通行できないため装甲車両を使い、乗り捨てられた車を道路脇などに移動していました。

 今なお空港は大混雑。カウンター前に並ぶ多くの乗客たちの姿が…。アメリカ国内各地の空港では大量の荷物が放置されている状態に。空の旅行で悩みの種の1つがロストバゲージ。とはいえ、今回スケールが大きく、同じような状況は南部のテキサス州の空港でも…。カルフォルニア州のロサンゼルス国際空港でも…。ちなみに空港の外に出ると雪は全く降っておらず、飛行機も普通に飛んでいますが…。

 乗客:「キャンセル、キャンセル、キャンセル。どこにも行けないわ」

 空港には多くの旅客機が飛ばずにとどまったまま。そのほとんどが世界最大のLCC、サウスウエスト航空のもの。この航空会社が混乱の原因とも。海外メディアによると、27日に欠航したフライトの8割がサウスウエスト航空会社だと伝えています。放置された大量の手荷物はこの航空会社を利用しようとした乗客たちのものといわれます。サウスウエスト航空で向かおうと手荷物を預けたものの、欠航になり、航空会社を変更してチケットは取れ、目的地へ向かうも手荷物が取り出せず、空港にそのまま放置されたといいます。

 ネット上でも怒りの声が。コールセンターにつながるのに10時間かかったという人もいたり、空港に連泊した利用者たちも…。乗客には手荷物の中にクリスマスプレゼントが入っていた人もいましたが、まだ手元に戻っていないと言います…。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2022
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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