「2月24日以来、ロシアの科学は死んだ」 ロシア政府の動員令に抗議し大学解雇

「2月24日以来、ロシアの科学は死んだ」 ロシア政府の動員令に抗議し大学解雇

ロシア国内で、政府がウクライナで進める「特別軍事作戦」と、そのための予備役招集に抗議する動きが増える中、政府は締め付けを強化している。

サンクトペテルブルク国立大学のリベラルアーツ・科学学部で教えていたデニス・スコピン准教授は今年9月21日、政府による動員令に反対する「無許可」の抗議集会に参加。集会の最中に逮捕され、10日間にわたり勾留された。やがて10月20日になり、大学から解雇された。

スコピン氏は、ほかにも多くのIT技術者や科学者、医師、教師、数学者などが自分と同じ時期に勾留され、その多くがすでに国外に避難したと言い、「2月24日以来、ロシアの科学は死んだ」と話す。 

「ロシアは最高の人材を失っている。ロシアは間違った方向に進んでいる」と言うスコピン氏に、BBCのスティーヴ・ローゼンバーグ・ロシア編集長が話を聞いた。

撮影:アントン・チチェロフ、プロデューサー:リザ・シュワロワ

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