中国「ゼロコロナ政策」で経済低迷 GDPの発表が異例の延期に 海外移住も急増|TBS NEWS DIG

中国「ゼロコロナ政策」で経済低迷 GDPの発表が異例の延期に 海外移住も急増|TBS NEWS DIG

おととい開幕した中国共産党大会。これからの中国を議論するうえで最大の焦点の一つが「ゼロコロナ政策」と経済の両立です。ただ、極端な行動制限で国民の不満は高まり、海外に拠点を移す人も増えています。

中国 習近平国家主席
「私たちは人民を最優先、命を最優先にする方針を堅持し、ぶれることなくゼロコロナを堅持した」

中国共産党大会の開幕式で「ゼロコロナ政策」の正しさを強調した、習近平国家主席。ただ、この政策、新型コロナの感染者が1人でも見つかれば周辺一帯に厳しい外出制限などを課します。

このため、経済活動の制限にもつながり、景気は悪化しているのです。

記者
「こちらショッピングモールは、空きテナントが目立ちます」

この喫茶店も店内での飲食禁止措置などの影響で7月、閉店に追い込まれました。

喫茶店を経営していた男性
「どんなに努力をしてもダメで、1年半続けましたが、店を閉めざるを得なくなったのです。とてもつらいです」

こうした中、きょう予定されていた今年7月から9月までの中国のGDP=国内総生産の発表は突然、延期に。極めて異例の事態に市場関係者からは、「発表される数字が良くないからではないか」との声も聞かれます。

景気悪化は、若者の就職難にもつながっています。

音楽の専門学校を卒業したばかりの黄偉豪さん(24)。この半年、北京で就職活動を続けていますが、仕事は見つかりません。

黄偉豪さん
「“ロックダウン”なんて今の時代で、現実的ではありません。多くの会社がリストラしたり、実際につぶれたりしています」

20%近くに及ぶ若者の失業率。北京で就職できず、故郷に戻った知人も多いといいますが、黄さんが今、可能性を見出しているのが…

黄偉豪さん
「ギターを作るのが好きなので、日本で専門的に学ぶのもありかなと思っています」

海外への「移住」。

就職あっせん業者によりますと、今年に入り、海外に拠点を移すことを希望する中国人が急増しています。中でもシンガポールは、中国語が公用語の一つのため人気だということです。

ネット上でも「移民」というキーワード検索が増えています。

日本で働き始めた中国人(20代)
「今年3月末くらいに来日しました」

こちらの女性は、今年の春から日本の金融会社で働き始めました。上海での“ロックダウン”の経験から「ゼロコロナ政策が続く限り、中国に戻るつもりはない」と話します。

日本で働き始めた中国人(20代)
「今日、このビルが閉鎖されるのではないかと、毎日不安を抱えて生活をしていました。あまりにも信じられないくらいの厳しさでした。みんな(海外に)出て良かったなと思っています」

厳しいゼロコロナ政策と経済への打撃で高まる一方の中国国民の不満。23日に発足する新指導部が景気回復の道筋をつけられるのかが、注目されています。

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