【新型コロナ】愛知で1万4,397人確認 保健所では…(2022年7月29日)

【新型コロナ】愛知で1万4,397人確認 保健所では…(2022年7月29日)

29日、愛知県では1万4397人の新規感染者を確認、感染拡大が止まらず、地域の保健所の業務もひっ迫しつつあります。

29日、愛知県内では新たに1万4397人の感染が確認されました。新規感染者の増加に伴いコロナ病床の入院患者は28日時点で907人。病床使用率は52.6パーセントと医療ひっ迫の目安、50パーセントを現時点で超えています。

そんななか、国は感染急拡大の要因となっているオミクロン株の派生型「BA.5」の対策強化宣言を新たに設けると発表しました。早期のワクチン接種や感染リスクの高い高齢者の外出自粛を国と自治体が一体になって呼びかけます。感染の急拡大で地域の保健所でもギリギリの業務が続いています。

「何がひどい?咳がひどいの?」(西保健センター 担当者)

名古屋市の西保健センターでは、およそ40人体制で対応。多い時には6つある電話の回線が全て埋まってしまうほどの電話がかかってきます。名古屋市ではコロナ禍での経験をふまえ、7月下旬から新型コロナの陽性者の対応で療養案内の方法を変更していました。

65歳以上の人や妊娠している人など重症化リスクがある人以外には携帯電話へのショートメッセージで連絡するようにしていたのです。

「こちらから全員に連絡するという形はなくなったので、そういう意味で業務は減りました。」(西保健センター 田邊裕所長)

しかし、このところの新規感染者の急増に伴い、重症化リスクがある人の数も増加。現在は、不安の声や問い合わせの電話なども、増えていることから、再び、業務がひっ迫しつつあるということです。

それではここからは実際に西保健センターで勤務する田邊裕所長にお話を伺っていきます。よろしくお願いします。

Q)VTRにもありましたが、ショートメッセージの導入などで業務が改善されたにも関わらず、それでも現場は大変。現場に来る電話の内容はどういったことが多いのでしょうか。
A)健康状態が悪いことの相談というよりは、不安が強かったり、配食サービスなど、療養上の問い合わせが多い。

Q)健康状態の問い合わせだけじゃないんですね。現場は大変だと思いますが、そうしたひっ迫状況で起きる問題や不安などはありますか?
A)保健所の問題だけでなく、コロナ、コロナ以外も含めて本当に医療を必要とする方が適切な医療提供を受けられない事態が生じ始めており、これが悪化することへの不安がある。

Q)そんな中、政府が「BA・5対策強化宣言」を新たに設けるというニュースも。高齢者などへ外出自粛を呼びかけるとのことですが・・・行動制限についてはどう思いますか?
A)コロナ禍で2年半が経過し、ワクチン接種が進んだ、治療薬が出てきた、治療方法も確立してきている現状で一律に行動制限を行うことが必ずしも良いとは思わないが、リスクの高い高齢者の方などが自己防衛のために感染リスクの高い行動を控えるということは、病床のひっ迫を押さえられるし、行政が呼びかける意味もある。

Q)感染の収束させるため、県民に伝えたいことは?
A)現在コロナはほとんどの方にとっては一般的な風邪に近い症状。状況が許せば医療機関に受診せず家でしっかりと水分補給をし、市販の解熱剤などを使いながら数日しっかりと休養すれば、ほとんどの方はそれで改善する。感染者数を減らすには基本的な感染対策が重要。本当に医療を必要とする方が適切な医療提供を受けられない事態が起きないためにも、みなさんに知っておいてもらいたい。

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