福島県では自宅療養者が過去最多となる8000人を超えるなど、これまでの健康観察が難しい状況になっている。
そこで、これまでは保健所が全員に電話をかけて健康状態の確認や療養期間などの基本情報を伝えていた。その後の健康観察は保健所や福島県が委託したフォローアップセンターなどが行っていた。
7月28日からは「65歳以上の人と65歳未満の重症化リスクのある人」は対応を継続するが、それ以外の人については保健所からの連絡はせず、登録された療養者の携帯電話にフォローアップセンターから療養期間などの基本情報や体調が悪化した時の連絡先をショートメッセージなどで送る対応に切り替える。
直接保健所からの電話はなくなるが、体調が悪化した場合や相談などがあればこれまでと同様にフォローアップセンターなどが対応する。
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その他に、福島県では濃厚接触者や新型コロナを疑う症状がある人へ
《抗原検査キットの無償配布》
対象は、濃厚接触者、または症状がみられる人で検査を受けるにはウェブや電話での申込が必要となる。また、1日に検査を受けられる人数が決まっていて、8月中旬までは1500件、それ以降は1000件までとなっている。(期間:7月29日~10月31日)
申込が完了すると、翌日に抗原検査キットが配布され、自宅で検査を受ることができる。いずれも医療体制の維持、そして感染拡大の抑制効果を期待したい。
また、「感染拡大防止」と「社会経済活動」維持の両立を図るため
《濃厚接触者の待機期間》
原則7日間だった濃厚接触者の待機期間が、7月22日から5日間に短縮。さらに、
2日目と3日目の抗原検査で陰性となれば3日目に解除される。