7月11日、東京・葛飾区で住宅が全焼する火事がありました。この住宅の向かいに住む男性は「カーテンを開けたら火の海だった」と語ります。火事から1週間、現在の生活を取材しました。
■家族3人で夕食中「突然目の前が火の海に…」
周りの建物を覆い尽くすほど激しく燃え上がる炎。火災現場からすぐ近くの住宅ではこのとき、目の前に炎が迫っていました。
火事の映像を撮影した住民男性
「避難した方がいいかもね」
現場は東京・葛飾区の住宅。男性は当時、家族3人で夕食を食べていたといいます。
住民男性
「バンバンって音が急に聞こえてきたので、カーテン開けて何ごとかと思って見たら、目の前が火の海っていう状態でしたね」
火事から1週間余りが経ちましたが…
住民男性
「まぁエアコンですよね、とにかく」
ベランダに設置されたエアコンの室外機は火事の熱風で溶けてしまい、原型をとどめていません。
住民男性
「ここもちょっと溶けているような、こんなのなかったのになと思うような…」
火種が飛んできたのでしょうか、壁には溶けたような傷も。また、網戸は熱で溶けてしまっていました。
男性は食事中に火の手を確認し、家族3人で避難したといいますが…
住民男性
「目の前の現実が受け入れられなかったのは正直ありましたね。鎮火して戻ってきて、前を見た瞬間に何してくれてんだっていうのはありました」
この火事で住宅3棟が全焼。男性によると、男性の部屋は父親が購入したもので、管理会社が補償するといいますが、室外機が壊れ“エアコンなし”の生活は現在も続いています。
住民男性
「当然暑いですよね。スイカ買ってきたりとか、食べ物も水分多いものを買ってきてという感じで対応はしていますね」
目の前で起きた火事によって、突然大きく変わった日常生活。マンションの管理会社によると、ベランダの壁が“いつはがれ落ちてきてもおかしくない状態”になっているということで、注意が呼びかけられているといいます。
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