アメリカのバイデン大統領は21日、ウクライナに生物化学兵器があるとするロシアの主張について、「プーチン大統領が生物化学兵器の使用を検討している明確なサインだ」と強い警戒感を示しました。
バイデン大統領「ロシアはウクライナが生物兵器や化学兵器を持っていると主張したが、それはプーチン大統領が両方の兵器の使用を検討している明確なサインだ」
バイデン大統領は、「ウクライナが生物兵器や化学兵器を持っている」などとするロシアの主張を、「新たなでっち上げだ」と批判した上で、こうした主張を口実に、ロシアが生物化学兵器を使用することに強い警戒感を示しました。
また、バイデン大統領は、「ロシアがアメリカに対するサイバー攻撃を計画している可能性がある」とも指摘し、企業に対し、対策を強化するよう求めました。
こうした中、アメリカ、フランス、ドイツ、イギリス、イタリアの5か国の首脳が21日、電話で会談しました。
ホワイトハウスなどによりますと、首脳らは、ロシアによる民間人への攻撃に深い懸念を示し、ウクライナへの軍事支援や人道支援を続けていくことを確認したほか、ロシアへの圧力をさらに強めることでも一致したということです。
(2022年3月22日放送)
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