筆者が写真をはじめた少年時代は、親をだましてなんとか狙ったカメラの入手に成功しても、交換レンズ購入をガマンするのが普通でした。便利な標準ズームレンズなんか存在しなかった時代ですし、交換レンズもかなり高価でしたから、さすがにそこまで親にねだることができず標準レンズ一本のみで押し通すしかありませんでした。カメラ雑誌では「標準レンズ特集」が繰り返し組まれ、使いこなしの術があれこれと載っていましたが、少年にはその意義がよくわからないのです。
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