大粒の涙が頬を伝った。北京五輪スノーボードクロス女子日本代表の中村優花(青森市出身、青森北高出-仙台大)は9日、初の五輪の舞台となるはずだった個人戦のレース直前に棄権した。報道陣には、1年前に負った左膝のけがの影響をにじませながら、五輪仕様の難コースに事前の練習で対応できなかったことを理由に挙げ、「これが今の自分の実力。実戦不足と恐怖心があった」と悔しさを押し殺した。9日の個人戦には、中村を含む32人がエントリー。中村は午前11時から行われた滑走組み合わせを決める予選2レースのいずれにも姿を見…
Source:Toonippo.co.jp 東奥日報社 [read more]