東京証券取引所では、今年最後の取引が行われ年末の終値としては32年ぶりの高値水準となりました。
今年の東京市場も感染状況の影響を受けた1年でした。夏にはヨーロッパや東南アジアでの感染拡大で物流が止まり、日本でも車や電化製品の生産がストップしました。
その影響で日経平均株価は2万7013円と年初来安値を付けました。その後、感染が落ち着き自民党新総裁への期待も高まり、わずか1か月間で3000円以上上がり、年初来高値を付けました。
30日は2万8791円で今年の取引を終え、年末としては32年ぶりの高値水準となりました。
取引後の大納会では、ドラマで渋沢栄一を演じた俳優の吉沢亮さんがゲストに招かれました。
来年は東証1部を廃止しプライムと呼ばれる区分けを新設します。ルールを厳しくすることで海外の投資家から信頼を得やすい環境にする狙いです。世界的に見ると日本の株価は出遅れ感があるとの声もある中、期待感だけでなく実際に成長を伴った株価となるか実力が試されます。
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