和歌山県の山奥に、人口の半数以上が移住者という地域があります。
昔話のような秘境の世界での暮らし。
都会を離れ、あえて選んだ不便な暮らし。
安定を捨ててまで手に入れたかったものとは?
那智の大滝にほど近い和歌山県那智勝浦町色川地区。外山麻子さんは、東大の院生時代にここを訪れ魅了された。夫の哲也さんと出会い、今では二人の子どもと暮らす。移住者は外山夫妻の外にも大勢いて、今では過半数が移住者だ。
移住希望者が絶えない色川。いったいなぜなのだろう。色川には移住者とともに歩んだ40年の歴史があった。地元住民と移住者の間に溝もあったという。しかしそれを乗り越えるため、両者はある仕組みを作り上げた。
(2019年11月15日に放送されました)