新型コロナのオミクロン株の感染が拡大するデンマークで、感染者1人が何人に移すかを示す数値がデルタ株の4倍近くだったとする研究結果が厚生労働省の専門家会合で示されました。
京都大学の西浦博教授らの研究結果によりますと、デンマークでは7日までにオミクロン株の感染者1人が何人にうつすかを示す「実効再生産数」がデルタ株の3.97倍でした。
西浦教授らは、13日前後にオミクロン株がデンマーク国内の感染者全体の半数を占めたと推測しています。
ただ、デルタ株は減少傾向にあるため、それぞれの株が持つ本来の感染しやすさの比較ではないとしています。
オミクロン株の累積の感染者数が倍増するのにかかる時間は1.44日で、西浦教授らは「類を見ない速度で増えている」と分析しています。
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