BS11の報道番組「ウイークリーニュースONZE」のビジネス情報コーナー「BizBuz」では、「肉で健康？美味しく食べる秘伝の技！！」と題して、肉の効能とおいしい食べ方を紹介した。
肉食について正しい理解を促そうと学識経験者や料理研究家、管理栄養士らが昨年５月、「肉焼き総研」を発足した。1周年記念講演で、所長の鈴木敏郎東京農業大学教授は「肉を食べないと動物性たんぱく質が不足して、新陳代謝が低下し、むしろ太りやすくなる。さらに、肉に含まれるL−カルニチンなどは脂肪燃焼効果が高い」と話した。また、川崎南部病院健康管理センターの仲眞美子所長は「肉に含まれる必須アミノ酸が欠乏すると、肝細胞の再生機能が低下して、疲れやすくなったり、肌荒れ、筋肉の衰えなどを引き起こす原因に
なる」と述べた。
肉焼き総研では、肉のもつ健康効果を研究と啓発活動とともに、おいしい肉の食べ方も提案している。その秘伝技の一つとして、焼く前に肉をタレにつけ込む「浸け焼き」を挙げており、今回、肉焼き総研のサイトで紹介されている「味わいチャーシュー」を作ってみた。作り方は、ビニール袋に豚肉と生姜汁ぶつ切りにして潰した長ねぎを入れてよく揉み、焼肉のタレと酒を加えなじませて、冷蔵庫で一晩漬け込む。オーブントースターで途中裏返しながら約40分焼いて、竹串で刺して透明な肉汁が出てきたら完成だ。
肉をおいしく食べる秘訣は「糖」「油」「フルーツ」の三つの成分で、糖が肉の水分を保ち、油が肉の旨味を閉じこめ、フルーツに含まれる酸が肉を柔らかくしてくれるという。一般的に売られているタレのなかでもフルーツ入りを使えば簡単に美味しい浸け焼き肉ができる。
6月8日放送
放送時間：BS11毎週日曜日 午後6時00分～6時55分
キャスター：
元村 有希子（毎日新聞科学環境部編集委員）
徳光 美鈴
コメンテーター：
山路 徹（ジャーナリスト）
BizBuzコーナー
出演：猪狩 淳一（毎日新聞デジタル）
