国会で８日、岸田首相の所信表明演説に対する、代表質問が行われ、立憲民主党の泉新代表が就任後、初めての論戦に臨みました。
泉代表は１７項目にわたって政策を提案するなど、批判一辺倒のイメージを払拭するため、「政策立案型」をアピールをしました。
泉代表「クーポンではなく現金給付を選択できるようにするべきではないでしょうか？そして１０万円一括給付、これもやむを得ない場合など難しい条件をつけずに、自治体の自由で認めるべきではないでしょうか」
岸田首相「まずはクーポン給付を原則として検討していただきたいと考えておりますが、地方自治体の実情に応じて現金での対応をも可能とする運用といたします。地方自治体のご意見をうかがいつつ、具体的な運用方法を検討してまいります」
岸田首相は「現金給付は可能」としたものの、１０万円の一括給付の是非については言及しませんでした。
泉代表は、また、新型コロナウイルスの水際対策について、「入国検疫は精度の高いＰＣＲ検査を行うべきだ」と提案しました。これに対し、岸田首相は、「迅速に結果が判明し、ＰＣＲ検査と一致率が高い抗原定量検査が現時点で最も適している」と説明しました。
また、岸田首相は、日割り支給や使い道の公開など、制度改正が求められている、文書通信交通滞在費について「各党、各会派が合意を得る努力を重ねる必要がある」と述べるにとどめました。（2021年12月8日放送）
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