米オミクロン株17州に拡大 デンマークでは感染者3倍に(2021年12月6日)

米オミクロン株17州に拡大 デンマークでは感染者3倍に(2021年12月6日)

アメリカでは、新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」が、およそ3分の1の州で確認され、保健当局は、さらなる感染拡大の見通しを示しています。
アメリカのメディアによりますと、ジョージア州で5日、オミクロン株の感染者が初めて確認され、ニューヨーク・タイムズは、これまでに17の州でオミクロン株が確認されたと伝えています。
アメリカのCDC=疾病対策センターのワレンスキ所長は5日、オミクロン株の感染者が「今後さらに増える」との見通しを示しました。
ただ、「1日当たりの新たな感染者が9万人から10万人いる中で、99.9%がデルタ株だ」として、デルタ株への対応が課題だと強調しました。
また、国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は、最初に感染が確認された南アフリカからの情報などを踏まえ、オミクロン株は「重症化の度合いがそれほど高くないようだ」と指摘しました。
一方、デンマークの国立血清研究所は5日、これまでに確認されたオミクロン株の感染者が183人に達したと発表しました。
48時間でおよそ3倍に増えたことになります。
研究所のトップは「海外への渡航歴がない人や、渡航者との接触がない人の間で、オミクロン株が見つかっている」と懸念を示しました。

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