通常国会の冒頭で衆議院が解散されるという見方が強まるなか13日、高市早苗総理は地元・奈良で日韓首脳会談に臨みました。
会談後の共同記者発表で、高市総理は「地元奈良にお招きしたのは李大統領が初めてです。日韓米の3カ国での連携を力強くしていきたい」と述べました。
■日韓首脳会談 高市総理の地元・奈良で開催
高市総理の地元・奈良で行われた日韓首脳会談。韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が奈良への訪問を提案したといい、奈良市は去年10月に2人が初会談した慶州の姉妹都市でもあります。
高市総理の就任当初、韓国メディアでは保守的な政治家として警戒が広がりましたが、就任会見で高市総理は「韓国のり大好き、韓国コスメも使っています」とアピールし歩み寄る姿勢をみせていました。
去年10月の初会談時には、お互いにプレゼントを贈りあい、去年11月には南アフリカで懇談。今回の奈良での首脳会談は、首脳同士が互いの国を行き来するシャトル外交の一環です。
■政治ジャーナリスト・青山さん「日中の架け橋になってもらうべく日韓良好は至上命題」
高市総理の台湾有事発言をきっかけに中国が圧力を強める中、5日には中韓首脳会談が開かれるなど、中国が韓国に接近する動きもあり、今回の日韓首脳会談には注目が集まっています。
韓国の李大統領は7日の記者会見で、中国の日本への輸出規制強化について「大人たちの争いに割り込むと両国から嫌われてしまう」と仲裁に否定的な姿勢をみせました。
日本・中国・韓国の関係をめぐり、政治ジャーナリストの青山和弘さんは「日中の架け橋になってもらうべく日韓良好は至上命題。日本だけ孤立は避けたい」と語ります。
■高市総理の目的は“政治の安定”?「80~90%の可能性で解散する」
高市総理はあさって15日から17日までイタリアのメロー二首相と会談を行う予定で、今後も「外交ウィーク」は続きます。一方で、衆議院の解散を検討しているとのニュースも広がっています。
来週23日の通常国会冒頭で衆議院を解散するという見方が強まっており、もしここで解散なら、考えられる日程は主に2つ。1月27日公示・2月8日投開票、または2月3日公示・2月15日投開票です。
なぜ高市総理はこのタイミングで解散の検討に入ったのでしょうか。政治ジャーナリストの青山さんは「高市総理は“政治の安定”を考えているのでは」と指摘します。
青山さんによると、政権安定のために考えられる選択肢は2つ考えられます。一つは国民民主党を連立に入れることで政治を安定させるという選択肢。衆議院は与党で過半数ですが、参議院は与党で過半数に届かない。そこで国民民主を入れることで政治を安定させるという選択肢です。そして、もう一方は解散によって自民党が選挙に大勝し、政治を安定させるという選択肢です。
青山さんは衆議院解散の可能性は80~90%とみていて「今回の解散は根回しを全くせず、麻生氏などは寝耳に水。不満を持っている人は党内に一定層いるが、解散を止めるまでではない」と分析しています。
「newsおかえり」コメンテーターの石戸諭さんは「本当に自民党が議席を伸ばせるかどうかわからない」と疑問を呈します。
石戸さん:
今の自民党の最大の懸念点は、本当に選挙で強い議員が残っているのかわからないということです。公明党と選挙協力して四半世紀ですから、公明党の選挙協力なくして戦った議員が少なくなっている。自民党単独でどれぐらい戦えるのか、ふたを開けてみないと何ともという感じがします。
(「newsおかえり」2026年1月13日放送分より)
