新型コロナの感染拡大が続く韓国では、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が段階的な日常回復、いわゆるウイズコロナ政策を継続する意向を明らかにしました。
一日の感染者が4000人を超え、重症者と死者の数が過去最多となるなか、「ウィズコロナ」政策の中止を意味する「非常計画」の実行は見送られました。
文大統領は「やっとスタートした日常回復の道を後戻りできない」と述べ、ワクチンの追加接種で一点突破する考えを示しました。
このため、会議で出された対策は中高生へのワクチン接種推進や在宅治療を基本とする病床効率化などだけで、行動制限や飲食店の営業時間規制など即効性のある対策は取られませんでした。
すでに事実上の「医療崩壊」に陥っているにもかかわらず、大統領選を前に「ウィズコロナ」の看板に固執する文大統領へ専門家から批判の声が上がっています。
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