テレビ朝日系火曜ドラマ『ちょっとだけエスパー』でヒロイン・四季を演じた宮崎あおいが、最終回放送後、改めて圧倒的な存在感を示した。
複雑なタイムパラドックスと“歴史への干渉”を軸に展開される挑戦的なSFラブロマンスの中で、宮崎は物語の感情的な核を一身に担い、視聴者を強く惹きつけた。
精神的に追い詰められながらも運命に抗おうとする四季の繊細な心理描写、そして終盤で見せた静かな覚悟と揺るぎない強さは、宮崎の確かな演技力があってこそ成立したものだろう。
とりわけ、真相が明かされた後に大泉洋演じる文太、岡田将生演じる兆と対峙する場面では、主演陣を凌ぐほどの存在感を放ち、“主役食い”との評価も相次いだ。
また、透明感あふれるビジュアルも健在で、ラストシーンのデコ出しヘアを含め、視聴者からは「可愛すぎる」「宮崎あおいの魅力を再認識した」といった称賛の声が多数寄せられた。
13年ぶりとなる民放連続ドラマ出演作でありながら、そのブランクを一切感じさせない完成度は、2008年の大河ドラマ『篤姫』で国民的女優の地位を確立した宮崎の底力を改めて証明した形だ。
『ちょっとだけエスパー』は、賛否を含めた考察の余地を残す作品となったが、その中で宮崎あおいが残した強烈な印象は、今作を語るうえで欠かせない要素となった。
2026年放送予定の大河ドラマ『豊臣兄弟！』への出演も控えるなか、女優・宮崎あおいの存在感は、今後さらに高まっていきそうだ。
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