参議院本会議で3日、立憲民主党の吉田忠智議員が高市早苗首相と小泉進次郎防衛相の政治資金問題を取り上げた。吉田氏は、両氏が代表を務める自民党の政党支部が2024年分の政治資金収支報告書で寄付上限額の750万円を超える1000万円を企業から受け取っていたと指摘し、「政党支部を通じて事実上1議員が巨額の献金を受けることをどう受け止めているのか」と質した。
高市首相は「政党支部は議員個人とは異なる主体であり、寄付を受けること自体が不適切とは考えていない」と述べた。さらに、党首討論で政治資金問題より議員定数削減を優先したかのような発言が批判されたことについて「時間が限られる中で定数削減の重要性を一言述べたにすぎない」と釈明し、政治資金の透明化と定数削減は「どちらも大切」と強調した。小泉防衛相も「説明責任を果たしたうえで政治活動に全力を尽くすことが重要」と述べた。
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