「原爆は生き残った者も悲劇が死ぬまで続くんです」
9歳で被爆した女性は、80年前の記憶を鮮明に覚えている。積み重なる死体を踏みながら、ようやく逃げた先で野宿をし、草や昆虫を食べて生きた。その後も原爆症に苦しみ、うつ状態が続いた。終戦後しばらくすると米兵に連れて行かれ、裸同然で全身を調べられ写真を撮られた。悔しさで今でも涙が出てくる。
それでも今、つらい記憶を語らずにはいられない。理由はひとつだ。もう誰にも自分と同じ地獄を味わってほしくないから。
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