【ニュース】石破総理が歴代3総理と会談へ 「石破おろし」地方にも拡大 参院選惨敗で下野論も #shorts

【ニュース】石破総理が歴代3総理と会談へ 「石破おろし」地方にも拡大 参院選惨敗で下野論も #shorts

参議院選挙で大敗しながらも続投を表明した石破茂総理大臣が、極めて異例の会談に臨みます。23日午後にも麻生太郎最高顧問、菅義偉元総理大臣、岸田文雄前総理大臣ら総理経験者3人と同時に会談する予定です。党内からは「まずは政権から下野するべき」という声まで上がるなか、自身の進退についてどのような決断を下すのでしょうか。

■「石破おろし」地方にも拡大

村上誠一郎総務大臣
「横で見ていて本当にね、大変だなと思いました、私は。今までの色んな負の遺産を背負いながら、ここまでやってきたということに対しては、石破さんだからここまでやってこられたと心底思っている」

 涙声で石破総理をかばった盟友の村上総務大臣。しかし、22日も党内から噴出したのは、総理退陣を求める声でした。

笹川博義農水副大臣
「本来、陣頭指揮を執った人、総大将がどう責任を取るかということが国民に対して、政治というものはけじめを付けるものなのだと。リーダーとはこういうものだとしっかりと示すことですよ」

甘利明元幹事長のXから
「これ以上ない低い責任ラインを自ら設定し、それすらクリアできない。二度の惨敗の果てに『比較第1党の責任』なる珍説で政権にすがろうとする。最後のシンパまで失いますよ」

 退陣論は地方組織にも広がりを見せています。

山梨県連青年局 臼井友基局長
「石破体制を継続していくこと自体が、いわゆる政治の停滞を、そもそもそこで生んでいるものだと理解をしているところでもあります」

 山梨県連青年局のほか、栃木県連や茨城県連、高知県連、山口県連、愛媛県連も石破総理の退陣を求める方針を決定。これで少なくとも6つの地方組織が続投に反対の声を上げました。

■自民党内から「下野すべき」

 さらに、総理の退陣だけでは済まないという声もあります。

 22日、萩生田光一元政調会長や齋藤健前経済産業大臣らが都内のホテルで会合。そこで飛び出したのは…。

出席議員
「政権に残る前提で話をするのではなく、完全に明け渡すべきだ」

 歴史的な大敗を受け、「自民党は与党から野党に下野すべき」という意見です。すでに党幹部には申し入れたといいます。

 22日、総理経験者である麻生氏・菅氏・岸田氏との会談に臨む予定の石破総理。

 麻生政権時代に閣僚であった石破氏が「麻生おろし」の急先鋒(きゅうせんぽう)だった因縁もあり、会合でどのようなやり取りが交わされるのか注目されます。

■今後の「再生シナリオ」は?

 本人は続投の意志を変えていませんが、今後党内を抑えることはできるのでしょうか?

政治ジャーナリスト 後藤謙次氏
「今後しばらくは、石破総理は頑張ると思います。自民党の党内抗争が起きた時に執行部を抑えているところが有利。石破-森山ラインが非常に強固に意思疎通をしながらスクラムを組んでいる。これに打ち勝つには相当の世論の応援団がないと難しいと思います。おろす方も石破総理も、次の自民党再生のシナリオ、日本政治の再生シナリオを具体性を持って提示できるか、そこが勝負の分かれ目だと思います」

(「グッド!モーニング」2025年7月23日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp

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