【ネコや鳥…】ペットからの感染症、死亡のケースも 防ぐには?

【ネコや鳥…】ペットからの感染症、死亡のケースも 防ぐには?

ネコや鳥から感染し、人が亡くなるケースが起きています。身近なペットなどからの感染症。どう対策すればいいのでしょうか。

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https://news.ntv.co.jp/category/society/5d51fb65a9794ce0b63314fbfa9e21ec

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訪ねたのは、『news every.』スタッフの家族が住む自宅。10歳のネコ、エルスくんと、インコのピースケと一緒に暮らしています。

飼っている人も多い身近な動物ですが、ネコと鳥、それぞれから感染する病で、ヒトが亡くなってしまう事例が今、報告されています。

まず、ネコ。三重県獣医師会によると今年5月、県内の動物病院で働く獣医師が、ネコの治療に当たった数日後、呼吸困難などを発症。その後、亡くなったといいます。

原因とみられるのが、治療を受けたネコが感染していたSFTS(=重症熱性血小板減少症候群)という感染症。

ネコもヒトも、発熱、倦怠(けんたい)感、食欲不振などの症状がみられ、ネコの致死率は約60%、ヒトの致死率も最大30%ほどにのぼるといいます。

では、どう感染するのか。獣医師によると…。

野田動物病院 伊藤寿雄院長
「(ネコが)マダニに刺されることで感染。感染したネコの血液・分泌物からも(ヒトが)感染する可能性」

ネコを放し飼いにしている場合、草むらに生息しているマダニにかまれるなどして感染し、そこから、ヒトに感染することがあるといいます。

野田動物病院 伊藤寿雄院長
「都会ではネコを外に出すという習慣がなくなってきているが、まだまだ地方の方は外に出ているネコが非常に多い。そこから感染する危険性は増えている」

有効な対策は、屋内でネコを飼うこと。

『news every.』スタッフの母
「外に出してない分、気にしていなかった。ペットを介して(感染する)というのは意識していなかった。外やアウトドアに出かける時、気をつけないと」

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続いて、鳥の感染症。

長崎県は12日、妊娠中だった30代の女性が去年1月に「オウム病」に感染して亡くなっていたとみられると発表しました。女性は、鳥を飼っていなかったそうです。

「オウム病」とは。

野田動物病院 伊藤寿雄院長
「主にインコ・オウム・ハトのフンに含まれているクラミジアを吸い込んだり、口移しでエサを与えるとうつる。どの鳥類でもうつる」

よく見かけるハトのフンなどを吸い込んだ場合も「オウム病」に感染する可能性があり、感染すると発熱や倦怠(けんたい)感、関節痛など、インフルエンザのような症状が出るといいます。

野田動物病院 伊藤寿雄院長
「(オウム病に)感染する確率はそれほど多くはない。妊婦さんが亡くなったのはかなり珍しいケース」

飼っている場合、有効な対策はフンの掃除をしっかり行うこと。『news every.』スタッフの自宅では…。

『news every.』スタッフの母
「これが一日の(フンの)量です。フンからいろいろな病気になると聞いたことがあった。毎日(掃除を)やらないといっぱいになるので気をつけている」

フンが舞わないよう、新聞紙をゴミ袋の中でくるんで捨てるようにしていて、掃除のあと、触れ合ったあとは、必ず手洗いをしているといいます。

感染症を広げないための飼い主のマナーも大切です。
(2025年6月13日放送「news every.」より)

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