ネコや鳥から感染し、人が亡くなるケースが起きています。身近なペットなどからの感染症。どう対策すればいいのでしょうか。
この動画の記事を読む>
https://news.ntv.co.jp/category/society/5d51fb65a9794ce0b63314fbfa9e21ec
◇
訪ねたのは、『news every.』スタッフの家族が住む自宅。10歳のネコ、エルスくんと、インコのピースケと一緒に暮らしています。
飼っている人も多い身近な動物ですが、ネコと鳥、それぞれから感染する病で、ヒトが亡くなってしまう事例が今、報告されています。
まず、ネコ。三重県獣医師会によると今年5月、県内の動物病院で働く獣医師が、ネコの治療に当たった数日後、呼吸困難などを発症。その後、亡くなったといいます。
原因とみられるのが、治療を受けたネコが感染していたSFTS(=重症熱性血小板減少症候群)という感染症。
ネコもヒトも、発熱、倦怠(けんたい)感、食欲不振などの症状がみられ、ネコの致死率は約60%、ヒトの致死率も最大30%ほどにのぼるといいます。
では、どう感染するのか。獣医師によると…。
野田動物病院 伊藤寿雄院長
「(ネコが)マダニに刺されることで感染。感染したネコの血液・分泌物からも(ヒトが)感染する可能性」
ネコを放し飼いにしている場合、草むらに生息しているマダニにかまれるなどして感染し、そこから、ヒトに感染することがあるといいます。
野田動物病院 伊藤寿雄院長
「都会ではネコを外に出すという習慣がなくなってきているが、まだまだ地方の方は外に出ているネコが非常に多い。そこから感染する危険性は増えている」
有効な対策は、屋内でネコを飼うこと。
『news every.』スタッフの母
「外に出してない分、気にしていなかった。ペットを介して(感染する)というのは意識していなかった。外やアウトドアに出かける時、気をつけないと」
◇
続いて、鳥の感染症。
長崎県は12日、妊娠中だった30代の女性が去年1月に「オウム病」に感染して亡くなっていたとみられると発表しました。女性は、鳥を飼っていなかったそうです。
「オウム病」とは。
野田動物病院 伊藤寿雄院長
「主にインコ・オウム・ハトのフンに含まれているクラミジアを吸い込んだり、口移しでエサを与えるとうつる。どの鳥類でもうつる」
よく見かけるハトのフンなどを吸い込んだ場合も「オウム病」に感染する可能性があり、感染すると発熱や倦怠(けんたい)感、関節痛など、インフルエンザのような症状が出るといいます。
野田動物病院 伊藤寿雄院長
「(オウム病に)感染する確率はそれほど多くはない。妊婦さんが亡くなったのはかなり珍しいケース」
飼っている場合、有効な対策はフンの掃除をしっかり行うこと。『news every.』スタッフの自宅では…。
『news every.』スタッフの母
「これが一日の(フンの)量です。フンからいろいろな病気になると聞いたことがあった。毎日(掃除を)やらないといっぱいになるので気をつけている」
フンが舞わないよう、新聞紙をゴミ袋の中でくるんで捨てるようにしていて、掃除のあと、触れ合ったあとは、必ず手洗いをしているといいます。
感染症を広げないための飼い主のマナーも大切です。
(2025年6月13日放送「news every.」より)
◇メンバーシップ「日テレNEWSクラブ」始まりました
月額290円で所属歴に応じ色が変化しステータスアップしていくバッジ特典や、ライブ配信のチャットで使えるスタンプなどの基本機能が特典となります!!
https://www.youtube.com/channel/UCuTAXTexrhetbOe3zgskJBQ/join
◇日本テレビ報道局のSNS
X https://twitter.com/news24ntv
TikTok https://www.tiktok.com/@ntv.news
Facebook https://www.facebook.com/ntvnews24
Instagram https://www.instagram.com/ntv_news24/?hl=ja
◇【最新ニュース配信中】日テレNEWS
https://news.ntv.co.jp/
#日テレ #ニュース