大阪・関西万博会場の水場からレジオネラ属菌が検出された問題。博覧会協会のトップが謝罪です。
（博覧会協会 石毛博行事務総長）「観覧を楽しみされていたお客さまに多大なご迷惑をおかけしましたことを深くおわびを申し上げます」
６月９日の会見で、レジオネラ属菌の一連の対応について謝罪した博覧会協会の石毛事務総長。肺炎を引き起こすおそれのある「レジオネラ属菌」の検出が保健所から協会に報告されたのは５月２９日。協会が自主的に検査したところ、指針値の１．６倍であることが３１日に判明しました。
しかし、結果は公表されず、水上ショーは続行。６月４日に２０倍の数値が検出されたことでようやく中止されました。さらに「静けさの森」の水辺でも、指針値の２０倍となるレジオネラ属菌を検出。しかし、こちらも対応が後手となり、丸一日、人が水に入れる状況が続きました。
（石毛博行事務総長）「（会場衛生監視）センターと連携して毎日の改善を重ねながら適切な対応ができるように対応につとめていきたい」
一方、保健所を所管する大阪市でも、議会で「レジオネラ属菌」に関連した質疑が行われ、健康被害が出た際の責任の所在は博覧会協会にあるとの答弁がありました。
（自民党 木下吉信議員）「来場者に健康被害が出たら誰が責任をとるんですか？」
被害の報告は現状、市に寄せられていないということですが…
（大阪市の担当課長）「（実施主体の）博覧会協会は、会場衛生実施計画にのっとって健康被害が生じた人への対応、原因究明および再発防止策の検討について必要な措置を講じることになっています」
体調不良の申し出があった場合、博覧会協会は、医師の診断を経て万博との因果関係が認められれば、治療費を支払う方針です。
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