携帯大手のNTTドコモとauのKDDIが主要プランの値上げを発表。料金プランが複雑になる中、いまお得なプランは?専門家に聞きました。
■KDDI新料金プラン発表 値上げでも“おまけ”でお得に?
山形純菜キャスター:
7日、KDDIが新しい料金プランを発表しました。KDDIの「使い放題プラン」で比較していきます。
【これまでのプラン】
・月額7458円
・サブスク契約でポイント還元
【8月1日~】
・月額7788円(330円値上げ)
・サブスク契約でのポイント還元率アップ
・衛星通信(スターリンク)
空が見える状況であれば圏外でも通信可能に
・混雑時も快適な通信
・海外でもデータ使い放題(1か月15日分まで)
新しい料金プランでは月額料金は値上がりをしますが、新しいサービス価値がつくということなんです。よく海外に行かれる人などは実質値上げをそれほど感じないのではないでしょうか。
井上貴博キャスター:
でも値上げなんですよね。いろいろなせめぎ合いというか、メーカー側の思惑を感じます。
肉小路ニクヨさん:
人件費やいろいろな経費が上がってきている中で、少しでも収益を確保したいという気持ちが、何となくそこに感じられます。
ただ、使う機能か否かを消費者としても選びながら、考えていかなければいけないと思いますね。
■“契約後そのまま放置”が損につながる?
山形キャスター:
いま、本当に様々なプランが出ていますが、損をしないためにどうすればいいのか。ITジャーナリストの石川温さんによると、「携帯料金で損をしている人は、一度契約をして、そのまま放置してしまっている人」だといいます。これから、様々なプランが出てくるので、無駄なお金を使ってしまう可能性がある、ということなんです。
2020年以降、携帯各社は一斉に値下げ競争を続けてきました。しかし、最近の物価高で基地局整備のための人件費や電気代が高騰。携帯各社は「値上げをしたい」状況でした。
しかし、単純に値段を上げてしまうと、ユーザーが流出してしまうので、▼動画サービス無料や、▼海外でも使い放題、▼ポイント還元など、“おまけ”をつけて値上げをしている。これが今の状況です。
今後の携帯各社の狙いは、「経済圏への囲い込み」です。2020年に楽天が携帯事業に参入したことで、より加速しました。
■携帯料金がお得にするには…「経済圏にどっぷり浸かること」
「経済圏への囲い込み」とは、一体どういったものなのか、ざっくりイメージしてみました。
【“囲い込み作戦”ざっくりイメージ】
基本料金:1万円前後
指定の決済方法で大量のポイント還元:約4000円割引
ネット回線・電気料金などセット割:約1000円割引
家族割引:約1000円割引
=実質、月額約4000円に
こういったプランが今後、充実してくるということです。
ITジャーナリストの石川温さんは、「つかるなら経済圏にどっぷりつかること。中途半端だと、かえって割高になるので、格安携帯なども視野に入れるといい」と話しています。
出水麻衣キャスター:
昔、携帯ショップに行き、対面で料金など相談できましたが、最近は全部インターネットでやらなければいけないので、仕組みを理解するのが大変なので、放置してしまっているという反省があります。
井上キャスター:
電気代などもそうですが、固定費の見直しが一番大切ですね。
肉小路ニクヨさん:
しかし、スマホを使えないと、こういう情報にたどり着く事が出来ないのは、私みたいにちょっと老眼が始まってるような人間には、どんどん生きにくい世の中になってきていると感じますね。
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<プロフィール>
肉小路ニクヨさん
ニューレディ
銀行・保険会社など金融業界でキャリアを積む
独自の視点で経済・お金・人生観を語る
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