【ロシアに派遣の北朝鮮兵】「好きな本や軍事映画を…」暮らしぶりが判明

【ロシアに派遣の北朝鮮兵】「好きな本や軍事映画を…」暮らしぶりが判明

ロシアと北朝鮮は、ウクライナとの戦闘をめぐり協力関係を強めています。ロシアに送られた北朝鮮兵はおよそ1万5000人。その暮らしぶりが明らかになりました。

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https://news.ntv.co.jp/category/international/d0c4032c3f6c463996d5e46e6bbf9c08

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7日、北朝鮮の国営テレビは革ジャン姿の金正恩総書記がずらりと並んだ砲弾を前に説明を受ける様子を公開しました。軍需工場の視察で、笑顔もみせました。

金正恩総書記
「より多くの砲弾を生産し、戦力の拡大に尽くしてほしい」

韓国メディアは、砲弾を増産することでロシアへの軍事支援を続ける意思を示したと報じています。

韓国の情報機関によると、北朝鮮はこれまでに武器の他、およそ1万5000人の兵士をロシアに送ってきました。

当初、北朝鮮の兵士はドローンなどを使う現代的な戦闘に対応できていないと伝えられていましたが、プーチン大統領は、先月、クルスク州の奪還作戦に北朝鮮兵士が貢献したと称賛。「金正恩総書記に心から感謝する」との声明を出していました。

協力関係を強めるロシアと北朝鮮。それを印象づけたのが、ロシアの国営テレビで放送された映像です。北朝鮮兵士らがクルスク州の施設で訓練を行い、ドローンも投入されています。

取材した記者は、北朝鮮兵士が現代戦へ適応してきていると強調しました。

ロシア国営テレビ記者
「北朝鮮の戦闘員たちは現代の戦争のやり方、つまりドローンや無人機などに慣れてきたと言えます」

ロシア人の教官
「ここにくる(北朝鮮)兵士たちは肉体的にも鍛え抜かれていて、ロシアの兵士にも劣りません」

コミュニケーションのために使われている紙があります。「前進」「ミサイルの危険あり」など、ロシア語の指示とそれを意味する朝鮮語の発音がいくつも記されています。

ロシア国営テレビ記者
「言葉の壁はありますが素早く行動をするため少しずつ学びながら(露と北朝鮮が)友好を深めています」

続いて記者は、地下にある宿舎の中へ入りました。冬の寒さ対策で室内にはストーブが置かれ、朝鮮語で「訓練も戦闘だ」「死んだ戦友の復讐(ふくしゅう)を」などと書かれた紙がつり下げられていました。

食堂の入り口でも、「朝食は6時から9時」などと朝鮮語で書かれています。

ロシア国営テレビ記者
「彼らのためにボルシチを作っているのですか」

豚の脂身の塩漬けや野菜などのさまざまな食べ物。テーブルの上には真っ赤な唐辛子の粉も用意されています。

北朝鮮兵士の通訳
「しっかり食事が提供されるため任務にあたれます」

北朝鮮兵士らのロシアでの生活が明らかにされました。

――携帯電話やネットは?

北朝鮮兵士の通訳
「電話はありません。SIMカードのないスマホが配られ、それで好きな本や軍事映画を見ています」

そして、彼らはカメラの前で、第2次世界大戦当時にソ連軍の象徴とされた曲「カチューシャ」の朝鮮語版を歌い始めました。ロシアとの連帯を示そうとしたのでしょうか。

クルスク州での作戦を通じ、戦闘力を大幅に向上させたとみられる北朝鮮の兵士たち。今後の戦況に影響を与えるのか注目されます。
(2025年5月7日放送「news every.」より)

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