山梨県甲斐市の住宅の玄関先で女性がバッグを奪われた強盗傷害事件の犯行の一部始終を防犯カメラがとらえていました。
この事件で逮捕された男の1人が「闇バイトに応募して犯行に及んだ」という趣旨の供述をしていることが捜査関係者への取材でわかりました。
男:
「お母さん若いですね。いくつですか?」
女性:
「うわあー」
男2人が逮捕された甲斐市の強盗傷害事件。
犯行の一部始終が映る防犯カメラの映像をUTYは独自に入手しました。
去年の9月10日甲斐市の住宅に住む女性2人が車で帰宅すると…
いきなり家の前に現れた不審な男。
黒のキャップを被り、マスクを着け、半袖のシャツを着ているにもかかわらず手には黒の手袋をつけています。
すると…
男:
「すみません。道を聞きたいんですけど、南アルプスの方ってどうやっていけばいいですか?」
南アルプス市までの道を聞く男。
男:
「どうもありがとうございました。ありがとうございました」
そのまま立ち去るのかと思いきや…
男:
「甲府ってどうやって行くんですか?」
さらに…
男:
「フルーツ公園は?」
繰り返し道を聞く男を不審に思い、女性らは話を切り上げ家に入ろうとした次の瞬間!
女性:
「うわあー!」
高齢の女性を引きずって転倒させ、持っていたバッグを奪い走り去りました。女性と接触してから2分半後に起きた犯行です。
被害にあった女性:
「痛いしショックだし びっくりした。まさかと思って、家の敷地内で」
警察は強盗傷害の疑いで群馬県太田市の無職、窪田優宜容疑者(26)を逮捕し、26日送検しました。
この事件では群馬県館林市の19歳の男も強盗傷害の疑いで逮捕され、窪田容疑者が実行役、19歳の男が車を運転し逃走する役割を担っていたとみられています。
捜査関係者によりますと窪田容疑者は調べに対し「闇バイトに応募して犯行に及んだ」「指示を受けて被害者の家に行った」という主旨の供述をしていて、
19歳の男は「報酬がいいバイトに応募した」という趣旨の供述をしているということです。
防犯カメラは被害女性が帰宅する少なくとも20分前に窪田容疑者が家の周りをうろついている様子も捉えていて、警察は事件のいきさつを調べています。