心の病を患った当事者や家族が暮らしやすいまちにしていくことを考える研修会がこのほど唐津市で開かれました。
【精神科医 谷口研一朗さん】
「人っていろいろな側面を持っているから、支える側にいることもあれば支えられる側にいることもある。行ったり来たりしている」
この研修会は、唐津市内で精神障害者を中心に活動する「ピアサポートからつ」が初めて開催しました。
地域共生社会を唐津市で実現しようと開かれたもので、精神障害者やその家族支援者など35人が参加しました。
講師には鹿児島県在住の精神保健福祉士と、佐賀市の精神科医の2人が招かれ、誰もが暮らしやすいよりよい唐津をつくるにはどうしたらいいのか考えました。
【参加者】
「本当に救われたのは仲間のいろいろな対等な関係、そのおかげ」
また参加者が自身の悩みのほか体験談などを出し合う場面もみられました。
【参加者】
「支える側とか支えられる側ではなくて、皆さんが支え合うことを意識するということがとても大事だということを学べて良かった」
【ピアサポートからつ 吉岡洋代表】
「地域共生というのはまずお互いを知らないとなかなか上手くできない。まずはお互いを知り合うこと、お互いを思いやることが第一歩かなと」
「ピアサポートからつ」では月に一度、例会を開いていて、同じような悩みを持つ人の参加を募っているということです。