アメリカのトランプ大統領はウクライナ側が強く求めている「安全保障」について、ヨーロッパ各国が担うべきとの認識を示しました。
トランプ大統領
「アメリカが安全保障をするつもりはほとんどない。ヨーロッパにやってもらうつもりだ」
トランプ大統領は28日にゼレンスキー大統領とホワイトハウスで会談し、アメリカが軍事支援の見返りとして求めているウクライナ国内の鉱物資源を巡る協定に署名する見通しです。
ウクライナ側はロシアの再侵略を防ぐため、アメリカによる安全保障を強く求めていますが、トランプ大統領はアメリカではなく、ヨーロッパ各国が担うべきとの認識を示しました。
一方、戦闘終結に向けた交渉ではロシアのプーチン大統領も「妥協しなければならない」と述べました。
トランプ大統領はウクライナ国内の鉱物資源について、アメリカがAI(人工知能)の分野などで世界をリードするうえで極めて重要な資源だと指摘し、今回の取引によってアメリカに大きな富をもたらすと強調しました。
また、アメリカがウクライナでの鉱物資源の開発に関与すれば「誰も邪魔をしようとはしない」と述べ、自動的にウクライナの安全が保障されるとの認識を示しました。
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