コカインおよそ22キロを菓子箱に入れてカナダから密輸しようとした疑いで、台湾出身の男が東京税関に告発されました。個人による旅客機を使っての密輸量としては過去最多です。
台湾出身の夏正泰容疑者（28）は、先月29日、コカインおよそ22キロ、末端価格5億4800万円相当をカナダから羽田空港に密輸しようとした疑いが持たれています。
東京税関によりますと、夏容疑者はスーツケースに入れたケーキやシリアルなどのお菓子の箱の中にコカインを隠して密輸しようとしたということで、個人による旅客機を使っての密輸量は過去最多です。
今回、税関による荷物検査で発覚していて、夏容疑者は「頼まれて菓子を買ってきただけ」などと容疑を否認しています。
羽田空港では、今年1月からの2か月近い期間で、すでに去年1年間を上回る量のコカインの密輸が発覚していて、東京税関は「密輸組織から日本が狙われている。税関で密輸を食い止めないといけない」と警戒を強めています。
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